[アカウント別の設定] SMTPサーバーも認証する

 SMTPサーバーでも認証を行なう場合があります。これをSMTP-AUTHと呼びます。

 メールサーバーがあるプロバイダ以外のインターネット接続を経由してメールを送信するときは、SMTP-AUTH または POP before SMTP を使用して、正規のユーザーであることを確認する場合が殆どです。
認証しないでどこからでも誰でも使えてしまうと、spam(迷惑メール)の送信などに悪用されてしまうからです。

SMTPサーバーも認証する

 ここにチェックすると、以下の設定を使用してSMTP認証を行います。

 サーバーがSMTP-AUTHに対応している必要があります。
対応していなければ送信エラーになります。その場合はチェックを外してください。

SMTPログイン名

 SMTP認証に使うログイン名。ユーザーID等とも呼ばれます。POPログイン名と同じになっている場合があります。
その場合は、ここに指定しなければPOPログイン名が使用されます。

SMTPパスワード名

 SMTP認証用パスワード。POPパスワードと同じ物を使用する場合があります。
指定しなければ、POPパスワードが使用されます。

認証方式

 認証方式を選択します。電八はCRAM-MD5LOGINPLAIN の3方式に対応しています。 DIGEST-MD5には対応していません。

 デフォルトは自動選択です。

 自動選択がうまく行かなかったときは、サーバーが対応している方式を選択してください。

自動選択
サーバーが対応している方式のうち、CRAM-MD5 -> LOGIN -> PLAIN の順に選択して使用します。[デフォルト]
CRAM-MD5
MD5を使用してチャレンジ-レスポンス認証を行ないます。パスワードそのものは暗号化された状態でも送信しません。電八が対応している中では最も安全な方式です。
LOGIN
LOGINコマンドを使用します。パスワードは暗号化して送信されます。LOGIN方式は標準となる規格が存在しないので、LOGINと言っていても互換性が無い場合があります。
PLAIN
plainとは言いますが、この方法でもごく簡単な暗号化を行なってパスワードを送信します。

注意

 パスワードは暗号化されますが、メールの内容は暗号化されませんので、メール傍受の可能性は排除できません。メールの傍受を防ぐには通信自体を暗号化する必要があります。暗号化オプションを設定してください。(サーバーが対応している必要があります)


参考