正規表現

電八で使用可能な正規表現のリストです。

.	任意の一文字
*	直前の文字の0回以上の繰り返し
+	直前の文字の1回以上の繰り返し
?	直前の文字の0回か1回の繰り返し
^	行頭を表す
$	行末を表す
[?-?]	文字集合(文字範囲指定可)
{n,m}	n回以上、m回以下の繰り返し

以下は、電信八号で定義ファイルを書くための最低限の内容です。

• 正規表現は、基本的に / ではじめて、/で終わります。(検索での文字入力には/ は必要ありません。)
• 大文字、小文字、全角、半角は全て区別します。
  
  例）/den8/では、「DEN8」や、「ｄｅｎ８」「Den8」などはひっかかりません。
  ただし、定義ファイルに限っては、記述を簡単にするため、ヘッダ名(To:など)は電信八号内部でいったん全て大文字に変換し、その上で比較しています。
  ヘッダ名は、すべて大文字(TO:のように)して記述してください。
• 特に指定しない限り、対象となる文字列のどこにこちらの指定した文字列があっても構いません。
  
  例）/den8/で、「den8」「denden8」「den8chan」「notden8」などが該当します。
• 文字数が合っていれば、どの文字が入っていてもいい、というときは、その部分に.(半角ピリオド)を打ちます。
  
  例）/d.n8/なら、「dan8」「den8」「dtn8」「udon8」などが該当します。
• その場所に入るべき候補がいくつかある場合は、[] で囲んで候補を示します。[]で囲んだ全体を1文字と見做して、* ? + {} て文字数の指定が可能です。
  
  例）/[Dd]en8/なら、「den8」「Den8」などが該当します。
  候補を示すときには、-（マイナス）を使って範囲を示すこともできます。
  • このときの範囲とは文字コード順の範囲です。例えば…
    • 半角アルファベット小文字全て [a-z]
    • 半角アルファベット大文字全て [A-Z]
    • 半角数字全て [0-9]
  • -自身を候補にする場合は \ を付けて、 \- と指定します。
  例）/[A-E]en8/なら、「Aen8」「Ben8」「Cen8」「Den8」「Een8」などが該当します。
• 0以上で任意の文字数欲しいときには、その文字の直後に *（アスタリスク）を使います。
  
  例1) /De*n8/なら、「Dn8」「Den8」「Deen8」「Deeeen8」などが該当します。
  例2) /D.*8/なら、Dで始まり8で終わる全ての文字列が該当します。
• 1以上で任意の文字数欲しいときには、その文字の直後に +（プラス）を使います。
  
  例）/de+n8/なら、「Den8」「Deen8」「Deeeen8」などが該当しますが、「Dn8」は該当しません。
  例2) /D.+8/なら、Dで始まり8で終わる全ての文字列のうち、Dと8の間に何か1文字ある文字列が該当します。つまり、「D8」は該当しません。
• 0または1文字数欲しいときには、その文字の直後に ?（クエスチョン）を使います。
  
  例）/densh?in8/なら、「denshin8」「densin8」のどちらも該当します。
• 上限も下限も任意の範囲の文字数欲しいときには、その文字の直後に { }で囲んで下限,上限を指定します。下限に0文字も指定できます。範囲のない任意文字数の場合は文字数のみを指定します。
  
  例）/densh{2,4}in8/なら、「denshhin8」「denshhhin8」「denshhhhin8」のいずれにも該当します。
• 行の先頭位置を指定したいときには、^ を使います。
  
  例）/^den8/なら、「den8」「den8chan」などが該当しますが、「oden8」などは該当しません。
• 行の末尾位置を指定したいときには、$ を使います。
  
  例） /den8$/なら、「den8」「oden8」などは該当しますが、「den8chan」などは該当しません。
• ^[]$.*/ の文字自身を使いたいときは、直前に\をつけます。\自身も同様です。
  
  例） [den8]を探したいときは、/\[den8\]/と記述します。
• 大文字小文字の区別を付けたくないときは、/ ではじめて、/i で終わります。
  
  例） /den8/iと記述すると、「Den8」「den8」「DEN8」などが該当します。