電信八号の開発に参加したいかたは、まず電信八号のパッケージに同梱されている develop.txt を参照してください。
ビルド環境
電八のソースを手元でビルドするためには以下の情報を参照して下さい。
公式ビルド環境
電信八号の最新公式ビルド環境は、次のとおりです(参考)
- Microsoft® Visual C++® 6.0 (Microsoft® Visual Studio® 6.0) Enterprise Edition or Professional Edition
+ Service Pack 6 - Platform SDK FEB2003
- OpenSSL cryptgraphy and SSL/TLS toolkit
ビルド手順(まとめ)
公式ビルドと同じバイナリを得るための、環境構築からビルドまでの手順を以下にまとめます。
※公式ビルドとその検証に必要な手順です。パッチの開発に必要な手順ではありません。
- VC++6.0 をインストール
- VC++6.0 sp6 をインストール
- Microsoft Platform SDK FEB 2003 をインストール
- 電八に同梱のmsvcrt.dllをVC++6.0のBinディレクトリにコピー
標準的には C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98\Bin - 電八サイトftp ftp://den8dev@denshin8.jp/uploads/ にある link.exe.manifest を同じくVC++6.0のBinディレクトリにコピー
- OpenSSLのビルド
※電八のビルド自体はOpenSSLの開発キットのインストールのみで可能です。- nasm 2.09.04 (以降)をインストールし、PATHを通す。
http://www.nasm.us/pub/nasm/releasebuilds/2.09.04/
- nasm 2.09.04 (以降)をインストールし、PATHを通す。
- OpenSSLソースを展開
- コマンドプロンプトを起動し、OpenSSLソースを展開したディレクトリに移動
- VC++6.0のBinディレクトリにある、VCVARS32.BAT を実行
- 環境変数includeにPlatformSDKインクルードディレクトリ追加
例: >set Include=C:\Progra~1\Microsoft Platform SDK\Include;%Include% - 環境変数libにライブラリディレクトリ追加
例: >set Lib=C:\Progra~1\Microsoft Platform SDK\Lib;%Lib% - パスにPlatform SDKのBinディレクトリを追加
例: >set Path=C:\Progra~1\Microsoft Platform SDK\Bin;%Path%
※環境変数の追加はVCVARS32.batを元にカスタム化したバッチファイルを作成しておいて、それを実行すれば便利です。 - ビルド
>perl Configure VC-WIN32
>nmake - インストール
>nmake Install - VC++6.0の[ツール(T)]-[オプション]の[ディレクトリ]タブで、
- 「インクルード ファイル」の先頭にOpenSSLのインストールディレクトリを追加。
OpenSSlのヘッダを参照する#include は ssl/~ となっているので、C:\Program Files(x86)\OpenSSL の様に最上位のディレクトリを指定すれば良いようになっています。 - 「ライブラリ ファイル」の先頭にインストールしたOpenSSLのlibディレクトリを追加する。
- 「インクルード ファイル」の先頭にOpenSSLのインストールディレクトリを追加。
- VC++6.0でden8.dsw を開き、denshin8.exeをビルド
- VC++6.0でalias.dswを開き、alias.exeをビルド